姑獲鳥の夏@豊橋AMCホリデイ・スクエア18

初めて1人で映画を観に行ってきた。
と言うか映画自体を観に行ったのが18ヶ月ぶりくらいな気がする。
そんな18ヶ月ぶりという数字が相応しい姑獲鳥の夏
浜松ではやってない為、豊橋まで。


映画の感想としては、まぁこんなもんだろうなぁといったところ。
ストーリーはわかっているため、この先どうなるのか?といったドキドキ感が皆無なのは仕方ない。
それを差し引いても微妙だなぁと思ったのが2点ほど、
1つ目、前半をはしょりすぎ。2時間に収めなきゃいけないのはわかるけど、もうちょっとバランンスを考えても良かったんじゃないかなぁ。
2つ目、変なライトアップはいらない。何か気分が削がれるんだよねぇ。
とは言っても、原作の雰囲気を何とか出そうとしてるのはわかったし、音楽も変に華美になってなくて良かったと言えば良かったんだけど。


作品自体の感想とは別にキャストについての感想を、
永瀬正敏の関くんが意外にはまっていて良かった。逆に永瀬正敏以外の関くんを想像しづらくなってしまった。やっぱ演技上手いんだなぁと感心することしきり。
阿部寛の榎木津はまあ想像通りといったところ。
で、今回、1番おー、そういう感じかと思ったのが田中麗奈の中善寺敦子。ちょー似合ってる。
逆にちょっとイメージ外だったのが、
宮迫の木場修。宮迫が悪いというわけではないが、やはりやや迫力不足の感は否めない。
最後に、堤真一の中禅寺については、この作品だけを見るなら、まぁ良いかなとは思う。
が、後の作品までを考慮に入れた場合はやはりちょっと微妙。
鉄鼠の檻』の新書版792ページからの京極堂と仁秀和尚のやりとりが、今まで読んだ小説の中でお気に入りベスト5に入るおのでらさんとしては、中禅寺(京極堂)と言えばあの場面の人なわけですよ。
そうすると、あの場面を想像した時に、あの声で良いか?と考えると、やはり声が太すぎる。もっとクールな声でないと納得出来ない気がする。


蛇足、色々と書いてきたが、ザクロが出てくるたびに
心の中で「ザクロキターッ」と叫んでいたのは秘密である。