もし自分がイタリアマスコミなら

スウェーデンデンマークの2対2という結果は妥当な結果だろう。
両チームのミッションは勝つことでも引き分けることでもなく2点取ること、2点取ってしまえば後は相手の得点が0だろうが1だろうが2だろうが関係ない。そして、2対2になった時点で両チームに共通の意識、心理的落とし所が生まれる、このまま引き分けでいい、と。例えそれが、89分だろうが、45分の時点だろうが。結果として2対2になるまでに89分かかったというだけだ。
そして常に試合をリードしたのが状況が厳しい方のデンマークであるのは当然のことで、22人の中で一番空気と無縁だったのがトマソンであるのは当たり間であり、トマソンスウェーデンよりもミランの同僚が何人かいるイタリアをサポートしたかっただけだ。
ただ、そのような状況に追い込んだのはあくまでイタリア自身の責任である。